2022年10月13日付 京都新聞朝刊(12面「日本人の忘れもの 知恵会議『Promise for the future 2022』」に彌榮自動車株式会社 取締役社長 粂田佳幸の寄稿が掲載されました。今回はSDGs、そして多様な人材の採用に重点を置いたメッセージになっています。ぜひご覧ください。
地域モビリティーの新たな価値創造
粂田 佳幸 彌榮自動車株式会社 取締役社長
衹園祭の山鉾巡行、五山の送り火に続いて、錦秋を彩る時代祭の行列巡行が3年ぶりに実施されます。本来の意義に立ち戻り、伝統を継承していく取り組みが実践されています。SDGs(持続可能な開発目標)の取り組みなどでもまさに実感することですが、京都の企業としてのコロナの後を見据えた活動は、今まで連綿と受け継がれてきたものの中に、新しい価値を見いだすことに他なりません。
当社は直近の「第20回京都・観光文化検定試験(京都検定)」の企業団体戦「G-1グランプリ」で第2位を受賞しました。高得点を獲得する社員たちの学びを極める力とその多様なキャリアにはいつも驚かされます。将来活躍が期待される新卒社員から京都ならではの仕事に手応えを感じる中途入社の若手・中堅社員、他業種で精勤され早期退職や定年をきっかけに入社し元気に活躍する社員まで、さまざまな社員が共に切磋琢磨することで、先人から受け継いできた仕事の中から新しい価値が創造されます。創業以来、社員一人一人が伸び伸びと良い仕事ができる社風を大切にしてきました。個性豊かな人材の獲得こそが、新たな伝統を創造するための鍵であると考えています。